2016年1月・2月・3月

2016年1月から3月までに送った共通本をご報告します。

<1月分>
2016年は申年。それにちなんで日本の昔話から選びました。

 

かにむかし『かにむかし』
文:木下順二 絵:清水崑 岩波書店(大型本1976/1959)
大型絵本版をお届けしました。

<2月分>
豆まきにちなんで。

かえるをのんだととさん『かえるをのんだ ととさん』
文:日野十成 絵:斉藤隆夫 福音館書店(2008)

<3月分>

元気です!

『ほんとのおおきさ特別編・元気です! 東北の動物たち』
監修:小宮輝之 写真:尾崎たまき
文:高岡昌江 絵:柏原晃夫 学研(2012)

野馬追文庫2015年12月

ご報告が遅くなりました。
昨年12月に送らせていただいた本です。

〈共通本として選書した本〉

クリスマス絵本の中から、『ぐりとぐらのおきゃくさま』を送りました。
読む側にも懐かしい本です。

ぐりとぐらのおきゃくさま

文:中川李枝子 絵:山脇百合子 福音館書店(1987)

 

〈一緒に送った本〉

○かのん

寄贈作品

グーチョキパーでなにつくろう
布えほん「グーチョキパーでなにつくろう?」
製作:ぐるーぷ・もこもこ

寄贈本
『天使のクリスマス』
作:ピーター・コリントン ほるぷ出版(1990)

○ちゅうりっぷ文庫

寄贈作品
布えほん「うたのえほん」
製作:ぐるーぷ・もこもこ

○保健センター

ぽこたン広場からのリクエスト
紙芝居『みんなでぽん!」
作:まついのりこ 童心社(1987)

寄贈作品
・サンタのパペット
製作:ぐるーぷ・もこもこ

○仮設住宅
〈にじいろカフェ〉
・サンタ、クマ、ブタのパペット
・ちいさいことり
製作:ぐるーぷ・もこもこ

〈37カフェ〉

蔵書より
『手ぶくろを買いに』
作:新美南吉 絵:黒井健 偕成社(1988)
ご協力くださったみなさま、ありがとうございました。

野馬追文庫2015年8月~11月

8月~11月に、共通本として選書し、お送りした本についてご報告します。

2015年8月分

平和の維持をどうするのか、安保法案に揺れる中、共通本に選んだ本は

(あいとへいわのえほん)

『青いかいじゅうと赤いかいじゅう』

作:デイビット・マッキー 文:きたざわきょうこ アーニー出版

青いかいじゅうと赤いかいじゅう

2015年9月分

9月の共通本に選んだのは、

長新太さんの『つきよのかいじゅう』(校成出版社)

tsukiyo

この絵本の舞台は、湖(波もたってない静かな湖面ですが)ですので、津波被害も大きかった南相馬にお届けすることに心配はありました。最後に背中を押してくれたのは相談したちゅうりっぷ文庫の梶田さんのアドバイス。

「いま、こういう絵本も読んだほうがいいとおもっている 読まなければいけないと思っている」

2015年10月分

子どもに読んであげる親にとっても懐かしく、こころがほっとする絵本
『だるまちゃんとてんぐちゃん』 作:加古里子 福音館書店

daruma

2015年11月分

『うさこちゃんのたんじょうび 』 

作:ディック・ブルーナ/訳:いしいももこ 福音館書店 をお送りしました。

60周年記念特別大型版【特別付録オリジナルシール&メッセージカードつき】

usako

この絵本を選んだきっかけになったのは、選書メンバー福島県立図書司書
鈴木史穂さんの以下のことばでした。

うさこちゃんのシリーズの中で、私が一番気に入っているのが、『うさこちゃんとうみ』です。
この”うみ”は、私にとって相馬の海でした。
私の住む福島市から山をこえて、相馬の海によく行っていました。
海といえば、相馬の海だったのです。

震災後の新聞で、うさこちゃんが泣いている絵を見たとき、私は泣きたかったのだ、と気づきました。気づいた時には泣いていましたが。
うまく言えませんが、「うさこちゃんは、私だ」と思いました。
大人になって、世の中についての知識を重ね、物分かりがよい大人のふりをしていただけで、ほんとうは、ただ、ただ、悲しくて、不安で、泣きたかったのだと、分かったのです。

うさこちゃん、マドレーヌ、マックス 、どろんここぶた、「ラチとらいおん」のらいおん、・・・

この年になっても、気がつくと私を支えてくれているものが、絵本のなかにあります。
子どもたちも、そういう絵本に出会ってほしいと思っています。

子どもの頃、文字を読むのが苦手でしたが、母が読んでくれたおかげで、たくさんのお話と出会うことができました。
子どものときに「うさこちゃん」に出会えて、幸せだと思っています。

野馬追文庫2015年7月

7月の共通本は、『かばくん』と『もこもこ雲のテラドラゴン』。

 

文:岸田衿子 絵:中谷知代子 福音館書店 1966

文:岸田衿子
絵:中谷知代子
福音館書店 1966

 

作:小原風子 自主出版 2015

作:小原風子
自主出版 2015

 

福島出身の画家小原風子さんは、南相馬で震災に遭われ、震災後は絵筆のとれない日が続いたそうです。南相馬の海と空が大好きで南相馬に移住したのに、その海が家も人も愛ものみこんだのだから。その苦しさを絵本『僕らの海』にできたのは1年半後。描くことで「やっと呼吸ができるようになった」この『もこもこ雲のテラドラゴン』は、子どもたちが想像の翼で自由に飛び回ります。それが描けるまで、さらに2年がかかったそうです。今回5月に福島市での原画展示の機会に自主出版されました。震災後字が読めずに小原さんの絵に力をもらったという、〈ちゅうりっぷ文庫〉の梶田さんからの寄贈です。

また、〈原町保健センター(ぽこたん広場)〉にお送りした大型絵本『やさいさん』は、出版元の学研教育出版がご好意でご寄贈くださいました。

 

野馬追文庫2015年6月

共通本は、2月に亡くなられた松谷みよ子さんのわらべうたえほん『かえるがなくからかーえろ』でした。

文:松谷みよこ 絵:遠藤てるよ 偕成社 1984

文:松谷みよこ
絵:遠藤てるよ
偕成社 1984

 

今回も〈ぐるーぷ・もこもこさんから、楽しい布作品がとどきました。

その中の「おめん」などをお届けした〈かのん〉の所長さんより、メールをいただきましたので紹介します。

「本日、絵本とぐるーぷ・もこもこさんの作品を頂戴いたしました。
 やはり、松谷先生の作品は素敵ですね。
 こころがほっとします。早速子どもたちの音読に使わせていただきました。

 また布えほんは未就学児に、お面は動物の鳴き声や「なりきってみよう!」四足で歩く・ぴょんぴょん跳ねる・小刻みに進む…など動物になりきるなど感覚統合に取り入れさせて頂きました。

 いずれもぐるーぷ・もこもこさんの作品は子どもたちに大好評で、あそびながら心や体を育める教材として、今まで送っていただきましたものすべて本当に素晴らしい作品だと思います。

 通常なかなか手に入らないもので、皆様の深い愛情が感じられます。
 皆様の愛情をたくさん頂戴しながら育っていく子供たちは本当に幸せだと思っております。
 まだまだこの地域は課題が山積みですが、少しずつ子どもたちと共に歩んでいきたいと思います」

 

野馬追文庫2015年5月

5月の共通本は『たんぽぽ』です。

 

『たんぽぽ』

作:平山和子

福音館書店 1976.04

 

他にはリクエストのあった本や、福音館書店さんから寄贈していただいた「おおきなポケット」のバックナンバーをセッティングしました。

いつもジネットから2名の方が発送をお手伝いくださり、写真のように荷造りして届けています。

 

野馬追文庫2015年4月

共通本は『こすずめのぼうけん』を送りました。

 

『こすずめのぼうけん』

文:ルース・エインズワース

絵:堀内誠一

訳:石井桃子

福音館書店 1977.04

 

共通本に加え、以下の本を送らせていただきました。

〈一緒に送らせていただいた本〉

○ちゅうりっぷ文庫

紙芝居『みんなでぽん!』 作:まついのりこ 童心社 1987.05

『野馬追の少年、震災をこえて』 作:井上こみち PHP研究所 2015.02

布の作品「かしわもち」 制作・寄贈:ぐるーぷ・もこもこ

 

○じゅにあサポート かのん

紙芝居『みんなでぽん!』

『まるまるまるのほん』 作:エルヴぇ・テュレ 訳:谷川俊太郎 ポプラ社 2010.09

 

○原町保健センター(リクエスト本)

大型絵本『だるまさんの』 作:かがくいひろし ブロンズ新社

 

○のびっこらんど愛愛

紙芝居『みんなでぽん!』ほか絵本3冊

手作り遊具「みんなでころころ」(制作:ぐるーぷ・もこもこ)

「のびっこらんど愛愛」さんは、2月に「おはなし会」で訪問しました。

スタッフの方からお礼の言葉をいただきました。

「先日は、紙芝居や絵本のプレゼントありがとうございました。

子ども達のいた時間帯に届いたため、一緒に開封しました。

子ども達は段ボールから開けるワクワク感も楽しみ、

紙芝居におもちゃにと興奮した姿がありました。

ありがとうございました。

のびっこらんど子ども達、 スタッフ一同」

 

南相馬を訪問しました

2015年2月27.28日、4年目を迎える前に野馬追文庫スタッフで南相馬を訪れました。

いつも発送作業を手伝ってくださっているジネットの方も6名参加し、それぞれの送付先の方々との交流を通し、今後の選書や配本にあたり、いろいろと考えることができました。
南相馬ではまだ4割の子どもたちが戻ってきていない。まだ外で遊ぶこともほとんどさせていない。4年経っての現実でした。

〈訪問日程〉
・社協主催友伸グランド仮設住宅サロン参加
・じゅにあサポートかのん訪問
・原町保健センター保健師 Oさんと夕食会
・ちゅうりっぷ文庫訪問
・のびっこらんど愛愛おはなし会

野馬追文庫2015年3月

2015年3月分

3月11日という日にどんな本を送ったらいいのか、選書スタッフでとても迷い、昨年、子どもの本のノーベル賞といわれる国際アンデルセン賞に輝いた、上橋菜穂子文学を届けました。

 

『獣の奏者1・2』
作:上橋菜穂子
絵:武本糸会
講談社(青い鳥文庫)2008.11/2009.01

この共通本に加えて以下の本を各所に加えて送っています。

〈一緒に送らせていただいた本〉

○ちゅうりっぷ文庫
布の絵本『どうぶつきしゃぽっぽ』
制作:ぐるーぷ・もこもこ
ほか

○じゅにあサポート かのん
「手作りバルーン」
制作:ぐるーぷ・もこもこ

○原町保健センター(リクエスト本)
『だるまさんと』(大型絵本)
作:かがくいひろし
ブロンズ新社 2011.11

○南相馬市社会福祉協議会(仮設住宅)
親子サロン用に小さい子用のしかけ絵本など

野馬追文庫2015年2月

2月の共通本は、寒い冬に顔を出す木の芽の写真絵本を届けました。木の芽が動物の顔に見えるから不思議ですね。

 

『ふゆめがっしょうだん』
作 :長 新太
写真:冨成忠夫/茂木 透
福音館書店 1990.01
◇早速感想を送ってくださいました。

「いつもワクワクして包みを開けています。
冬芽の顔はとても面白いです。思わず、「へ~!(^^)!」のような感じです。
春に向かって、ゆっくりエネルギーをためている様でもあります。すごいちからですね。
ふゆめに元気をもらいつつまた仕事に向かいます。」

〈一緒に送らせていただいた本〉

○ちゅうりっぷ文庫
『ふきまんぶく』
作:田島征三
偕成社 1973.04

○じゅにあサポート かのん
『みかんのひみつ』
監修:鈴木伸一
写真:岩間史朗
ひさかたチャイルド/チャイルド本社 2007.12

○原町保健センター(リクエスト本)
『ぞうくんのさんぽ』(大型絵本)
作:なかのひろたか
福音館書店 1977.04

○南相馬市社会福祉協議会(仮設住宅)
布の絵本『どうぶつえあわせ』
制作:ぐるーぷ・もこもこ 他